DOVEさん主催の「ミドルカップ」に参加してきました!
【はじめに】
大会のルールは上記リンク先を参照。
大会名のとおり、中間進化ポケモン限定のトリプルバトルですね。
さて、トリプルバトルでは「いかく」という特性が非常に強力です。
場に出るだけで物理アタッカーの攻撃力が2/3になるんだからすごい。
←すごい
一方、場に出るだけで相手の特攻を下げる特性は存在しません。わざわいのうつわ・・・・・・?
そのため、トリプルバトルは特殊技が優位な環境と言えるでしょう。
今回は、この「トリプルバトルは特殊技が優位」という基礎に立ち返り、強力な特殊アタッカーを軸に構築を組んでいくことにします。
【考察】
まずは種族値を見てみましょう。ポケモンは種族値が高い方が強い。
皆さんも考えてみてください。
【ネタバレ防止ダブラン】
【こたえ】
ダブランですね。
極めて自然な流れでダブランを組み込むことに成功したので、あとはなんか強そうなポケモンを入れておきます。
これで完成!
非常に高いレベルの考察ができたので、優勝間違いなしですね。
【個別解説】
【ダブラン】
意地ワルビルの噛み砕く確定耐え
臆病眼鏡ゴーストのシャドーボールカシブ込み確定耐え
参加理由の9割を占めるポケモン。小さいおててがキュート。
通常ルールのダブランはしんかのきせきを持ってもランクルスより脆いため、ランクルスと併用する特殊な状況でなければ採用の余地がないが、今回はランクルスがいないので合法的に採用することができる。
進化前の中でも鈍足なので、素直に考えればトリパで採用すべきである。
だが、のような便利なサポート役があまり存在せず、耐性の弱いダブランが安定してトリルを貼ることは厳しいと判断。そのため、下記の誓い展開での運用も見据えてSは落とさず、トリルへのカウンター兼サブのS操作としてトリル封印型を採用した。
大会では、トリルを封印し、守るを封印し、S40-50族のポケモンを上から高火力サイキネで殴りと大活躍。地味に171-93-80という耐久が優秀で、種族値のインパクトに反してバランスの取れた良いポケモンだったと思う。
通常ルールで例えるなら「ちょっと強いランクルス」みたいな感じかもしれない。
ダブランを「ちょっと強いランクルス」って言うこと、もう一生ないだろうな……
NNはメロンソーダ。顔がアイス。
上目遣いが可愛い。
【カメール】
この構築のエース。
特攻種族値65は進化前としても微妙な部類だが、全体的に耐久ラインが低い(しんかのきせきは禁止)ため、しおふきのパワーでゴリ押すことができる。
H振りが乱数2発と言えばその火力の高さが分かるだろう。
また、メジャーどころに水半減のポケモンが少ない(ドラゴンは全体的に技が貧弱、草と水は高種族値が少ない)ため、技の通りも非常に良い。
これで猫騙しまでできるので、特殊範囲エースとして頭一つ抜けた性能であると言えるだろう。トリプルバトルは特殊技が優位ってどっかで聞いた。
水技以外を打つことがなさそうなので水技3枚体制で、持ち物も水技強化系アイテム。
さざなみのお香には、ベイリーフと組み合わせるとフローラルな雰囲気の中で対戦できるというメリットがあるので、この構築との相性は非常に良いと言える。
勿論うしおのお香でもいいが、どうしてもウシオの顔がチラつくので採用しなかった
NNはカーメィル。
【ベイリーフ】
ベイリーフ@バコウのみ(リーフガード・おくびょう)
139(28)-×( )-100( )-83( )-132(228)-119(252)
くさのちかい/いやしのはどう/ひかりのかべ/リフレクター
ぽけっとふぁんくしょん!臆病ランプラー抜き、臆病ブーバーの放射を高確率で耐える
カメニウムの再現を狙い、湿原癒し要員として採用。水耐性枠でもある。
・・・が、環境にトリル封印が多く、相手からすると「トリル展開でも湿原展開でも、とりあえずサマヨを出しておけばS操作を止められる」という状況で、どうやったら誓いを通せるのかよくわからなかった。
自分に湿原経験がないのにぶっつけ本番で投入したのが悪かったかもしれない。ごめんよ。
湿原パの動かし方は結構難しいと思うので、誰か体系的な記事を書いてくれないかなぁと思っている。
NNはわすれなぐさ。
【ポリゴン2】
ポリゴン2@たつじんのおび(ダウンロード・ひかえめ)
191(244)-×( )-110( )-166(208)-122(56)-80( )
トライアタック/まもる/れいとうビーム/めざめるパワー地
ぽけっとふぁんくしょん!臆病エレブーの珠10万ボルト2耐え
数値がめちゃくちゃ高いポケモン。
今回のルールでは強力なアタッカーであるが防御>>>特防という種族値をしている上、メジャー枠に特防>>>防御のポケモンもいないため、ダウンロードでの特攻上昇が現実的に狙える。
例によって耐久ラインが低い環境なので、特攻上昇後に弱点を突けば大体のポケモンを倒せるし、トライアタックが多くのポケモンを確定2発にできるので、弱点を突かなくても強い。ポリゴン2とポリゴンZを足して1.5で割ったみたいな性能をしている。
電気・炎・鋼あたりを意識してめざ地を採用したが、トライアタックと冷凍ビームが強すぎて打つタイミングがほぼなかったので、後発からS操作を通せるトリルにしたほうが良かった。
NNはくびがほそい。
【サイドン】
181(4)-200(252)-140( )-×( )-72( )-92(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
4振り70族抜き
数値がめちゃくちゃ高いポケモンその2。あまりにも強いので使わない理由がない。
攻撃・特攻種族値65とかのポケモンが殴り合っている中で攻撃種族値130。デフォルトでノーデメリットのこだわりハチマキを持っているような存在。
ピカチュウ大会チュウ*1における構築記事も参考に、サイドンが1回動けば戦局を大きく動かすことができると踏んでのAS襷。
水・草・氷技が飛び交う環境なので、襷の行動保証の有無は非常に大きく、採用は正解だったと思う。
NNはユニコーン。
ユニコーンはユニランのユニが入っているので好きな生き物です。
【ピカチュウ】
111(4)-×( )-60( )-102(252)-70( )-156(252)
ぽけっとふぁんくしょん!【戦績】
3勝1敗。準優勝!
【簡易レポ】
【1戦目 VS凪さん】
レアコイルの重力から展開するはりきり2枚入りパーティ。
トリルが通っていたので、トリルからしおふき冷凍ビーム等で上から殴って勝利。
【2戦目 ウツドン.comさん】
「対戦よろしくお願いシビビール!」と言われた。が重いのでヤバいかと思ったが、別に採用されているわけではなかった。
まさにトリパという感じだったので、でトリルと守るを封印。
まもるでを延命しつつ上から殴って勝利。
【3戦目 かすてぃらさん】
アイコンで使用ポケモンがバレているお仲間。
このあたりで封印サマヨの後出しジャンケンs操作が強いことに気づく。
が揃っての起点にされるも、が襷で耐えて何とか突破。
その後追い風下での珠噴火を受けてしまうも、壁下のが耐え、返しの10万ボルトでこちらも突破。
最後はをが冷凍ビームでワンパンして勝利。襷が怖くて最後までドキドキだった。
【追記】ヒノヤコマが襷なのは割れてたのでドキドキする必要はなかった
【4戦目 けーあっとにーそさん戦】
全勝が残り2名になったので事実上の決勝戦。
序盤はトリルっぽい選出()で来たためトリパと見ての封印を選択。
は首尾よく突破するも、の対角に出てきたが想定外のスカーフ。
ゲームプランが崩されて一気に残数を減らしてしまい、見事敗北。
・・・というわけで、惜しいながらも2位。オポネント差でも2位なので完全準優勝と言える。
ベイリーフの運用が下手すぎたので、しっかり試運転して誓いの運用方法を身に着けるか、いっそファスガでトリル補助ができるあたりと入れ替えるかすべきだった。
【おわりに】
主催のDOVEさん、参加者の皆さん、ピチューを提供してくださったうどんさん、誠にありがとうございました。
進化前のポケモンがみんな可愛かったのも良かったですし、一手間違えると大きくひっくり返る高火力な環境も面白かったです。いい大会だった!
恐らくトリプルのオンライン大会に参加するのはこれが最後だと思うので、最愛のダブランと一緒に好成績を残せて非常に嬉しかったです。
6世代のオンライン環境はもうすぐ終わってしまいますが、時間を見つけて9世代対戦に手を出してみたり、オフラインでの大会にも顔を出したりしていきたいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。