※この構築はフィクションです
世間がBDSPの発売で盛り上がっている中,ひっそりと第6世代に新ルールが追加された。
それが「パーティの中で1体だけ,持ち物を2つ持てる」というもの。しかも持ち物が重複してもいいらしい。
……
絶対こいつら大量発生するだろ……
とはいえせっかくの機会なので,他人と被ろうがお構いなしに弱保共生ギミックを使うことに決定。
当初は火力を追い求めてなどを考えていた(種族値が低いな……)のだが,彼らには共通の弱点がある。それが
こいつ。
怒りの粉で攻撃吸ってくるし,殴り手を上から眠らせてくるし,もう本当にどうしようもない。ちなみにH振りパールルは無振りバレルのギガドレで乱1です。
こいつが本当に許せない。上から全体技に巻き込んでぶっ飛ばしてやる。
こうして完成したのがこちら。
(種族値が低いな……)
【個別解説】
ギガイアス(砂の力)@弱点保険・こだわり鉢巻
性格:ゆうかん
種族値:85-135-130-60-80-25
努力値:HA252 D4
エース。そもそも二重鉢巻+保険があれば素の火力はそこまで求められないので,遅さを重視して採用した。バレル許すまじ。
遅いアタッカーとしてはなども考えられるが,倒し損ねた相手の反撃を受けた場合は噴火の火力が下がり,は即死する。ちなみにH振りナックラーは無振りバレルのギガドレで乱1です。
これに対してギガイアスはダメージを受けても火力が落ちないうえ,砂嵐も相まって高い耐久力を確保できるので,見た目以上に堅実なアタッカーとして活躍できる。
技は雪崩以外ほぼ打たないので,あとは適当に入れた。
フラベベ(共生)@こだわり鉢巻 ※LV1
性格:のんき
種族値:44-38-39-61-79-42(これいる?)
努力値:振らない
がむしゃら/おさきにどうぞ/はなふぶき/マジカルリーフ
1体目の弱保起動役であり,2本目の鉢巻を渡す役。できるだけトリル下で早く動きたいし,がむしゃらの火力も上げたいということでLV1を採用した。花吹雪のおかげで怒りの粉に強いのが素晴らしい。バレル許すまじ。
マジカルリーフはワイガを奪ったときのために採用。ツルのムチと違い非接触である上,万が一悪戯心フラッシュを食らっても安心して攻撃できるという利点がある(ギガイアスへのダメージは同じ)。
意外と生き残るので,がむしゃらがよく刺さった。
性格:のんき
種族値:いらない
努力値:振らない
がむしゃら/まもる/トリックルーム/めざめるパワー鋼
1体目のトリラーであり,2体目の弱保起動役。がむしゃらで火力が出る上,防塵なので砂ダメも効かず,何よりバレルに強いのがいい。バレル許すまじ。
がむしゃらではなく横取りや手助けを採用するのも面白いかもしれない。
実はH種族値が50未満のポケモンでないとHP実数値が11にならないため,種族値がいらないわけではない
性格:なまいき
種族値40-70-130-60-130-25
努力値 H252 B28 D228
トリックルーム/まもる/ちょうはつ/よこどり
2体目のトリラーであり,ワイガ対策。トリルを貼ればモロバレルの上から挑発を打てる。バレル許すまじ。
Sは一応,ギガイアスの雪崩→サマヨがMOVEでギガイアスを逃がすみたいなことができたので,変な個体値で孵化した意味はあったと思う。
パーティで3番目に種族値が高い(455)。
性格:せっかち
種族値:55-20-35-20-45-75
努力値:AS252
みんな大好き最脆ドーブル。この構築は味方が介錯しづらいため,できるだけ倒してもらえるような技選択を心がけたい(意味深)。
特にモロバレルに強いわけではない。バレル許すまじ。
性格:ゆうかん
種族値:100-164-150-96-120-71
努力値:HA252 B4
砂の力起動要員であり,余っていたメガ石を押し付けられた枠。鉄球を持たせてモロバレル抜かれにしてもよかったかもしれない。バレル許すまじ。まあ他の奴で対策してるしええやろ……
地面タイプに打てる冷凍パンチはかなり活躍した。
岩2枚って格闘に弱すぎない?と思われるかもしれないが,フルパワー雪崩+バンギの雪崩を決めれば全員死ぬので問題はない。あと2体とも硬すぎて普通にインファ耐える。
【立ち回り】
初手はの選出で,どちらか行けそうな方がトリル。無理そうな方は守る。
ドーブルが落ちたら真ん中にを出し,
①両方生きていれば→交代しつつで弱保起動
②どちらかが落ちていればを死に出し。生き残った方をと交代させて砂を起こしつつで弱保起動
③どちらも落ちていたら死に出しして弱保砂嵐起動。
あとは覚醒ギガイアス+メガバンギ+がむしゃらで殴り倒して勝ち!モロバレル?あんな耐久も速さも中途半端なポケモンはおやつです。
【ダメージ計算】
鉢巻鉢巻保険砂の力雪崩
HBモロバレル 128~151%
H252メガガルーラ 150~176%
171-127テラキオン 87~103%
H252メガクチート 83~98%
H252ギルガルド 66~79%
ゴリ押しするには火力が足りないが,がむしゃらやバンギの削りも合わせれば全員倒せるので割と行ける。固いテラキオンのインファやルンパッパの珠エナボも耐えられるギガイアスの耐久力を考慮すれば十分であった。
【結果】
トリル→弱保発動の流れは非常にうまくいった。トリラーと起動役をそれぞれ2枚用意すると,安定性が非常に増すので良い。1人よりも2人。(2人よりも3人……?)
問題点は雪崩が外れること。
あと,モロバレルはおやつだったのだが,
コイツが重かった。味方を殴ろうとしたら不意打ちが飛んできたし,親子愛で襷貫通or肝っ玉でサマヨに猫の2択もあるし,珠けたぐりでギガイアスをワンパンしてくる。それよりなによりモロバレルより数が多いのが最悪であった。こんな構築はさっさと解散して、次は「いえき」を大量に入れた「メガガルーラ許すまじ胃酸パ」を組んだ方がいいのかもしれない。
……次があるかは知らないけど……
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ちなみに,悪戯心フラッシュの使い手は7体存在します。多くね?